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神様のカルテ2(若干ネタバレ含む)

2014.11.16.13:48

こんにちは。


今日もなんだか雑用の多い日なのですが


日中に少し時間が空いたので


借りてきたDVD「神様のカルテ2」を鑑賞しました。


よくあるスーパードクターものとは違い


等身大の医療現場を淡々と描いている点で


非常に秀逸でした。


その証拠に奇跡を呼ぶ神の手で患者さんが救われて


ハッピーエンド、とか全くないです。


普通の医療機関で普通に行われていることが


若干、青臭い理想を持つ医師、看護師などの


スタッフの目線で描かれます。


特に治療のすべがなくなった方への接し方は


真剣に医療をして患者さんにとっての最善を


追い求めれば追い求めるほど


自身とその家族が犠牲になるというジレンマを


うまく描いていると思いました。


映画の中では憎まれ役として


病院経営コンサルタント?(事務長?)がこう発言します。


「医療はボランティアではありません。ビジネスです」。


「医師としての自覚を」。


「稼働率100%でもそれでもなお入院待ちの多くの患者がいるんだ」。


いい味出していましたね。


自分の職務に忠実な、優秀な方であることは間違いありません。


経営者になってよくわかります。


この言葉の意味。


しかし、このコンサルタントさんには決定的に欠けているものがあります。


医師は無意識にいつも自問自答している命題。


自身が必ず通る避けられない「死」をどう受け止めるか。


目の前の患者さんで起こっていることが


自分の番になった際にどうするのか?


この一点を考えたことのない方の言葉は、いかに美辞麗句で


飾られていても決して医療者の心には響きません。


自身が苦悩し、正解ではなくとも、


より良いと思われる自身の考えを持たないものの言葉など


全く意味のない空気の振動にしか感じられないからです。


久しぶりに深く考えさせられる映画を鑑賞できて有意義でした。


映画館で見られたらよかったのになと思いました。


3も原作はあるようですので、映画化されることを楽しみにしています。
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わたなべ院長

Author:わたなべ院長
20年間勤務医をしてきましたが、ここ我孫子で自分や家族がかかりたくなるようなクリニックを目指して開業しました。今後ともよろしくお願いいたします。

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